台湾の通信社『中央社』(12月8日付)が報じた。それによると、投資家向け説明会でNichidenboの于総経理は、26年の見通しについて、「AI関連が引き続き、当社の出荷量の成長を牽引する主役だ。加えて、コンシューマ向け電子機器の出荷状況や電気自動車(EV)向けの進展も見ていく必要がある」と述べた。うちAI関連については「データセンターとAIコンピューティングの旺盛な需要は、ハイエンドの積層セラミックコンデンサ(MLCC)をはじめとするコンデンサ、抵抗器、インダクタの需要を引き続き牽引する」とした。
製品戦略については、「当社はAI関連や付加価値の高い用途に注力している。大容量で信頼性の高いMLCCやタンタルコンデンサ(Hi-c CAP)を既に複数の顧客が導入しているが、これが当社の売上総利益率の向上に役立っている」とした。
日系及び韓国系受動部品業者の動向については、「AI関連が村田製作所(Muraat)やサムスン電機(Samsung Electro-Mechanics=SEMCO)といったハイエンド受動部品業者の需要増を引き続き牽引している」と評した。
市場レイアウト(Market Layout)については、「東南アジア、インドにおける拠点を引き続き拡大することで、関税障壁と地政学的リスクを回避し、サプライチェーンの安定供給と納品効率を確保する」とした。
中央社によると、25年第3四半期(7〜9月)におけるNichidenboの販売内訳は、サムスン電機が約38%、パナソニック(Panasonic)が約14%、日本ケミコン(Nippon Chemi-Con)が約12%、台湾Yageo(国巨)傘下のケメット(KEMET)が約11%、京セラAVX(Kyocera AVX)が約8%だった。また、市場別の販売比率は、台湾市場が約46%、中国市場が約25%、東南アジア市場が約16%だった。
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